美肌と絶景の温根湯ライド

「帰りはバスの1WAYライド
グルメを楽しみ、美肌の湯をめざせ!」

距離45.8km
獲得標高(上る量の総計)437m
最大標高差303m

このコースは、JR北見駅をスタートし、帰路は「道の駅おんねゆ温泉」から自転車とともにバスに乗り、北見駅に戻る1WAYライド。

北見駅南広場より出発

自転車を公共交通機関に乗せることを輪行と呼び、自転車を入れるための袋を輪行袋と呼ぶ。このライドでは、簡易版の輪行袋を使い、バス輪行を体験する。もちろんレンタサイクル利用もOK。JR北見駅で自転車の貸し出し、返却ができる。

緑ゆたかな無加川堤防上を行く

北見駅出発後は無加川の堤防を目指す。国道39号線をそのまま温根湯方面へと直進する方法もあり、シンプルで迷いにくいメリットがあるが、一部でも、交通量も少なく、景観にすぐれ、快適に走れる道を走ってみたい。

無加川はそれほど大きな川ではないが、自然に囲まれ、のんびりとペダルを踏み込めば、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

39号線に復帰し、最初に立ち寄るのは「圓泉堂」。

圓泉堂に到着!
店内には多種多様なスイーツが並ぶ

2021 年に創業90年を迎える和菓子の老舗だ。沖縄の黒糖と北海道小麦で作ったふんわりとした生地に、黒糖を絡めた「熊のまくら」が看板メニュー。すこし懐かしい甘さのこの菓子は、特に疲れた時に食べたくなる。小ぶりの型を使った「こぐまのおやつ」は同じ生地で仕上げたものだが、ハッカが使用されており、すっきりとした風味が強くなり、まったく別の菓子に思えるから不思議だ。

看板メニュー”熊のまくら
ハッカが効いた“こぐまのおやつ“
どれもおいしそうでついつい選びすぎてしまう

店内にはトッピングにも凝ったカラフルな焼きドーナツや食べ応えもあるクッキーなどもあり、バラエティー豊かな和菓子、洋菓子が並ぶ。

39号線を次のスポットに向けて西へ走る

しばらく39号線を走り、「レストランe’f」 へ。

レストランefへ

もちろん、ここで食事も可能だが、今回はデザートをいただこう。地域の特産、白花豆のモンブランがおススメ!真っ白なクリームがあしらわれたふわふわのケーキは、クリームに豆の風味がしっかり生きており、うまみが口の中に広がる。上に乗った大粒の白花豆も存在感大だ。

白花豆の風味が生きた上品なモンブラン
濃厚なプリンの上に、驚くほど大きな白花豆が!

ここでは白花豆の天ぷらやコロッケも楽しめる。食事も味だけでなく、上に特産の玉ねぎのフライがドーンと乗った焼きそばなど、目でも楽しめるメニューが多く、通いたくなってしまうレストランだ。

大粒の白花豆の天ぷらと、豆コロッケ。豆の甘みや味わいをしっかり感じられる
魅力的なガッツリ系メニューも名物

ここでは白花豆の天ぷらやコロッケも楽しめる。食事も味だけでなく、上に特産の玉ねぎのフライがドーンと乗った焼きそばなど、目でも楽しめるメニューが多く、通いたくなってしまうレストランだ。

ここからはしばらくライドを楽しもう。

沿道に連なる玉ねぎなどの畑と、その奥に広がる田園風景や山々を眺めながら走る。
39号線沿いにも、特産の玉ねぎ畑が広がっているコンテナで出荷を待つ玉ねぎも

一本奥に入り、田園風景の中を抜ける道を行くのもおススメ。地域の方々や農業作業用の車両以外は通らないため、のんびりとリラックスして走ることができる。

並行して走る農道へ
交通量の少ない道はゆっくり景色を楽しめる
雄大な景観に感動!

「道の駅おんねゆ温泉」には、「北の大地の水族館」が入り、「キタキツネ牧場」も隣接している。時間に余裕があれば、立ち寄りたい。大きな施設ではないが、新鮮な感動や発見がある。

道の駅おんねゆのシンボル「からくり時計」
コンパクトながら展示方法に工夫を凝らし、見どころたっぷりの“山の水族館”
滝つぼをイメージした水槽が最初に出迎えてくれる
愛らしいキタキツネを間近に見られる“きたきつね牧場“

8時から18時まで、毎時0分に人形たちやカッコウが踊る巨大な「世界最大のハト時計」も見応えあり。ぜひ時間を合わせて訪問し、見てほしい。子供でなくても見入ってしまう不思議な世界観がある。

世界最大級のハト時計。おとぎの国のよう

ここにも、特産グルメが味わえる。オススメは玉ねぎを使ったコロッケ「たまコロ」。玉ねぎの甘さを楽しめるここならではの贅沢メニュー。カレー味も人気だという。

玉ねぎを贅沢に使った玉ねぎのコロッケ“たまコロ”。甘みがあり、超美味!

同じく、道の駅内の果夢林ショップで販売される白花豆を使ったソフトクリームも人気。

少し歩いて、おんせんゆめ広場へ。ここでは温根湯の温泉を使った足湯が無料で楽しめる。サイクリングで使った足をリフレッシュ!ほっこりとできる時間だ。

誰でも無料で足湯が楽しめる“おんせんゆめ広場”
おんせんゆめ広場奥から、橋を渡り、つるつる温泉へ向かう

ここからは絶景ライドへ。おんせんゆめ広場の奥から伸びる道を行く。軽いヒルクライムになるが、勾配はさほどきつくない。軽いギアを選び、くるくる足を回しながら行こう。

しばらく行くと、次第に視界が広くなってくる。美しい田園風景と、パッチワーク、そして左手には、眼下に山々と街、田園風景が広がる絶景が!それほど高く上ったわけではないのに、こんな美景が楽しめるとは!

広がる景観を楽しんでいると、緩やかなアップダウンが始まった。ある程度の速度で走れば、ジェットコースターのような疾走感を堪能できる、気持ちのよい道!景観とともに、走行の爽快感を楽しもう。

ほどなく「塩別つるつる温泉」に到着!ここまで食べ続けてきたなんとも言えない重さが、このライドパートですっきりして、リフレッシュしたような気分だ。さぁ、おいしいランチを楽しもう!

通常時期は、日帰り入浴とランチがセットになったお得なパッケージが人気。(2020年はコロナの影響で停止中)いったん入浴してしまうと、再スタートがきびしくなることが多いため、入浴は自分の趣向と照らし合わせ判断を!

野菜たっぷりの生姜焼き定食など、ランチも人気
温泉で麺を茹でる温泉ラーメン

ランチには、玉ねぎをたくさん使ったしょうが焼き定食などが人気。美肌の湯として知られる温泉水でゆでたラーメンが最近登場し、話題を呼んでいる。麺の食感がつるりとしたものに変わり、さっぱりと流し込めるというのだ。スープは塩、しょうゆ、味噌などから選択可能。入浴を断念した場合は、美肌の湯を一足先に経験したラーメンを入浴の代わりに楽しむのもオツと言えるかも。

肌がツルツルになる温泉にはぜひ一度入ってもらいたい

食後は「道の駅おんねゆ温泉」へ戻り、ライド終了。
道の駅に立つバス停から自転車とともにバスに乗り、北見に戻る。

専用のバッグ(「輪行袋」)に入れ、北見バスに乗せて帰る。今回は、ビギナーにも使いやすい前輪のみを外す巾着状の「輪行袋」を使用

今回のバス乗車には輪行袋と呼ばれる自転車運搬専用の袋を使用する。北見バスには輪行袋のサイズ規定がないため、前輪のみを外す簡易タイプの輪行袋が使用可能。前輪を外す方法さえ知っていれば(ブレーキを外し、車輪を固定する軸をゆるめて外す)ビギナーでも気軽にチャレンジできる。

電車、特にJR乗車時は前後輪を外し、コンパクトに収納するタイプの袋を使用するよう指定されるケースが多い。公共交通機関に自転車を乗せる場合は運行会社のルールを事前確認し、自分の使用パターンに合った輪行袋を購入しよう。

JR北見駅で自転車を返し、ライド終了。このように帰路が輪行になるプランであれば、自転車を降りた段階で「乾杯」も可能だ。(つるつる温泉〜道の駅は再度走るため、つるつる温泉での飲酒はNG)

もちろん、往復自走してもよいし、行きにバスを使って道の駅に来てしまい、北見に向けての帰路を走るプランでもよい。塩別つるつる温泉は宿泊も可能!ゆったりと宿泊し、美肌の湯を堪能、翌日復路を乗って帰るプランも、エリアを満喫でき、楽しめるだろう。

※輪行袋の貸し出しサービスはないため、各自でご用意いただく必要があります。

今回の走行コースは、NAVITIMEでも公開しておりますので、走行時にお役立てください。
美肌と絶景の温根湯ライドーNAVITIME